(株)テクノエックス 倒産。原因は放射性セシウム測定装置の受注減少

【セシウム測定 製造会社が破産】放射性セシウム測定装置の製造などを手がけるテクノエックスが破産。2015年3月期の売上高は約5億7100万円を計上したが、装置の受注が減少し債務超過に転落、資金繰りも限界に。

(株)テクノエックスという会社が倒産したという情報が流れました。
(株)テクノエックスは(TSR企業コード:576242977、法人番号:1120001140187、大阪市東淀川区東中島5-18-20
放射性セシウム測定装置を作っているメーカーです。

放射性セシウムといえば福島第一原発事故です。

それを受けて
福島第一原発事故で被害を受けた福島県を中心に販路を築いていたそうです。

しかし、最近では放射性セシウム測定装置の受注が減少し資金繰りが悪くなり倒産ということですが
放射性セシウム測定装置を作っているメーカーはあるのでしょうか?

・(株)テクノエックス倒産の原因は?

(株)テクノエックスの設立平成21年9月です。
2011年(平成23年)3月11日の東日本大震災時に原発事故が起きましたので
福島第一原発事故より少し早い会社設立だったんですね。

福島第一原発事故のときはまさに放射性セシウム測定装置は大活躍でしたね

しかし、資本金9500万円、谷口一雄社長、従業員23名の(株)テクノエックス
は11月30日、大阪地裁に破産を申請し同日、破産開始決定を受けました。

負債総額は約6億1300万円(平成29年3月期決算時点)

平成27年3月期の売上高は約5億7100万円を計上。
運転資金や継続的な研究開発投資による資金需要もあり、近時は放射性セシウム測定装置の受注が減少し
29年3月期の売上高は3億54万円に低下

売り上げも約半分になってしまい
資金繰りも限界に達し、今回の倒産ということになったそうです。

・(株)テクノエックス特例で事業は継続

(株)テクノエックスが倒産すると今後の、放射性セシウム測定装置はどうなるのでしょうか?

原発事故は起こってはなりませんが、万が一のとき測定器を作るメーカーが無いというのも
怖いですね。

そのへんが心配になりますが、
(株)テクノエックスは特例で事業は継続するそうです。

社長および破産管財人によると、
「既にスポンサー候補があがっており、今後はスポンサーを交えて協議を行い、今後の方針を決定する」そうです。

事業の収益性にかかわらず、このような希少な技術を持つメーカーは保護すべきでしょうね。

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