- 米国のトイザラス 破綻の理由はいったい何だったのでしょうか?
- トイザラス 破綻の日本の「トイザらス」影響があるのでしょうか?
ニューヨーク時事】米玩具販売大手トイザラスは18日、連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用をバージニア州の裁判所に申請した。
トイザラスの債務総額は4月末時点で52億ドル(約5800億円)。同社は破産手続き中の運転資金として、銀行団などから30億ドルの事業再生融資を確保した。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6254554
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米トイザラス 破綻の理由は
- アマゾンなどのインターネット通販の台頭
- ウォルマート・ストアーズなど大型量販店の安値攻勢
おもに上記の2つがあげられています。
トイザラスは1948年に生まれたおもちゃの販売店で当時のベビーブームに乗って店舗を大型化して事業を拡大してゆきました。
この、事業拡大でトイザラスの最盛期の80年代には「街のおもちゃ屋」を次々と廃業に追い込んだ事が語られています。
その、トイザラスがインターネット通販のアマゾンの通販ビジネスモデルに対抗できず、店舗販売では安売りのウォルマート・ストアーズなどの攻勢をかけられて防戦一方でついに倒産という憂き目をみたということです。
また、先進国の少子高齢化も玩具産業に与えるインパクトは少なからずあったのではないでしょうか?
最近の玩具は高級化は進んでいるものののデジタル化されたゲーム機やソフトウェアが多く、わざわざトイザラスへ足を運ばなくてもインターネット通販やダウンロードで手に入ってしまいます。
おもちゃのデジタル化もトイザラスにとっては痛てではなかったのでしょうか?
結局トイザラスは負債総額約5800億円を残して倒産
栄枯盛衰おごれるものも久しからず、平家物語の一節が浮かんでくるような大倒産劇となりましたが、日本のトイザラスには破綻の影響はないのでしょうか?
トイザラス 破綻 日本 影響
日本はトイザらス 米国はToys“R”Us
米トイザラス(Toys“R”Us)に対して日本トイザラスを「トイザらス」という字で表現しています。
トイザラス「ラ」の字がひらがなの「ら」の字になっているのが日本です。
米トイザラス(Toys“R”Us)も看板を観てみると
Rの文字だけが逆になっているのがわかりますよね。
現在、トイザラス(Toys“R”Us)は日本で160店舗を展開する事業を営んでいます。
首都圏でも郊外でも「トイザらス」の看板はよく見かけますし
管理人も子供が小さい頃は、よくトイザラスに子供を連れて行ったものでした。
当時、「トイザらス」は日本の玩具屋さんと違ってアメリカナイズされた、目新しい玩具が並んでいて目を引きました。
日本法人の日本「トイザらス」は、日本マクドナルドとの合弁で89年に設立されました。
当時は大型小売店の進出規制が日米間の通商交渉の議題となっている時期でトイザらスの日本進出で廃業に追い込まれた玩具さんも多かったことだと思います。
ブッシュ大統領(父)が92年の来日の際、「トイザらス」日本2号店(奈良県)オープン時に来店したのは有名な話でトイザラスの大型店構想は日米の通商の問題にまで発展したのです。
その日本の「トイザらス」は2010年に日本マクドナルドとの合弁が解消され米本社の完全子会社となっています。
・日本「トイザらス」の業績は
日本トイザらスは日本メディアの取材に「日本トイザらスの業績は安定しており、経営には直接的な影響はない」とのコメントをしていますが、ちょうどハロウィンやクリスマスのかきいれ時の米トイザラスの倒産は少なからず業績に影響は出てくるものだと考えられます。
また、トイザラスは「米国とカナダ以外の店舗は破産手続きの対象外」としていますがが、再建が難航すれば、現在160店舗を展開する日本事業にも影響が及ぶ可能性が十分あるとみていいでしょう。
90年代に我々に夢を与えてくれたトイザラス
なんとか新しい境地を開いて生き延びてもらいたいものです。
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